当組合は中国地方最大の河川、江の川中流域に位置しており、古くは山陰・山陽を結ぶ要所として栄えた三次市三次町に組合事務所を置いています。増殖事業としては、アユをはじめ、ウナギ、コイ、フナ、ハヤの放流を実施しています。漁業権区域は、中国山地を源流とする江の川と、三次盆地で放射状に合流する、馬洗川・西城川・神野瀬川、そして上下川、美波羅川・本村川・生田川・長瀬川の本支流の流程約184kmに及んでいます。
近年、江の川の環境が以前に比べ悪化し、アユの漁獲量は減少傾向ではありますが、豊かな川の流れを守り、次世代に引き継ぐことが江の川を預かる責務であり、地域社会へ貢献することであると認識しております。これからも良好な河川環境の復元に向け「魚が躍る江の川」「賑わいのある江の川」「楽しめる江の川」を目指していきます。
組合員737名の組合長として、そして全国から多くの遊漁者をお迎えし、今後このホームページが皆様方の一助になれば幸いです。今後ともご指導、ご鞭撻のほど宜しく願い申し上げます。
江の川漁業協同組合 代表理事組合長 熊高昌三
■ 購買事業
組合員の便宜を図るため、漁具・漁網の販売を行っています。
■ 増殖事業
アユは湖産・海産・陸風産・人工産を4月〜5月、ウナギは5月下旬に放流を行っています。コイ・フナについては、KHVのまん延防止の観点から放流を自粛しています。ハヤは3月に産卵床造成を行っています。
■ アユの中間育成事業
三次市向江田町の稚アユ中間育成場で、人工種苗のアユ70万匹を中間育成し、5g〜7gのサイズで河川放流を行っています。
■ 地域交流
内水面漁業の将来の担い手を育成する活動「かっぱ道場」を各地で開催し、地域の方々と交流しています。
かっぱ道場